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中学生に家庭内のプライバシーって
必要だろうか?
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アンケート特集
実施日:8月25日
対 象:全生徒・全保護者
回収率:生 徒 87.4%
保護者 84.4%

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今年6月の佐世保同級生殺害事件は、インターネットによる友達関係の危険性を浮き彫りにした。浦中広報委員会では、実際に掲示板・チャットを作って、子どもたちの立場になり体験してみた。そして全校生徒と保護者にアンケートを実施し、浦中生の実態に迫ってみた。
文字によって生じる誤解
パソコンやケータイを使った情報社会は、驚くほどの速さで低年齢化が進んでいる。情報収集など便利な反面、危険性も多く含まれている。
子どもたちが気軽に参加できる掲示板・チャットでは、誹謗中傷、言葉の暴力などが平気で行われる。なりすまし行為など、実名を名乗らずふざけ半分、好き放題に書けるからだろう。友達同士が実際に会って話し合えば、表情や声の調子などで伝わる意思も、相手の顔が見えない掲示板・チャットの中では、誤解を生じることも多いはずだ。
浦中では…その実態をアンケートから探る
保護者から返ってきたアンケートには、掲示板・チャットに対する意見の記入がとても多かった。これは保護者の関心の高さを示している。ケータイに関しては、学校が行った調査で、浦中生の家庭では、自分専用のケータイを持たせていないちゅうがくケースが72%と多いことがわかった。そのため掲示板・チャットをやったことのない子どもたちの数は必然的に多くなるのだが、持っていても、部活動で忙しくて時間がないとか、全く興味がないという子もいる。
「子どもたちとネット上のマナーなどを話し合ったことがある」と答えた親は10%しかいなかった。また、子どもが掲示板・チャットの書き込みをしているのを知っていても、その内容を知らない親が多い。子どもを信頼している、プライバシーを尊重しているというのが理由とわかった。
信頼・プライバシーとは?
確かに尊重するということは大切なことだろう。しかし、過度な信頼・尊重が、放置に繋がらないように気をつけなければいけないのではないだろうか。私たちの子どもは、まだ完全に信頼できるほど、大人ではないはずだ。
子どもが友達と電話で話している時は、それとなく様子や雰囲気が伝わってくる。しかし、掲示板・チャットは無言で行われるものであるから、それをしている子どもの心の揺れというものは、会話などを通して直接本人から感じとるしかない。
親としての責任は…?
中学生は、思春期という精神的に不安定な時期にある。掲示板・チャットにのめり込み過ぎて、言葉の行き違い、言葉の暴力で、傷つけられたり傷つけたりする可能性もある。佐世保の事件では、加害者の親は、「我が子がこんな事件を起こす前に、どうして心の揺れに気づいてあげられなかったのだろう」と悔やんだと言う。
子どもが何かに悩んでいないか、SOSを出していないかを見逃さないように、親は子どもとのコミュニケーションを大切にし、一緒に話す、考える時間を増やす努力をするべきではないだろうか。
人を傷つけるのは刃物だけではない。ネット上で友達関係がぎくしゃくしたり、言葉で人の心を傷つけることは避けたいものだ。これを機会にぜひ家庭で、ネット上のマナーやモラル、そして、自分が書いた文に責任をもつことを子どもたちに教えてほしいと思う。
※チャットとは…パソコンやケータイを使って、会話のように書き込みが進む。
掲示板とは…多数の人との連絡や情報・意見交換を行う。サイトに書き込みが残り、いつでも見られる。
保護者の意見から抜粋
▼パソコンやケータイを買い与えるだけでなく、しっかりとマナーを教えてあげるべきだと思う。(1年母)
▼チャットはその場の気持ちの書き込みのため、考えが整理されているとは言えず、後でなぜこんなことを自分が書いたのかと後悔することもあると思う。また、そのために生じる誤解も多いと思う。(1年母)
▼やってもいいが、中学生のうちはまだ親のしっかりした管理のもとで行うべきだと思う。中学生の子どもへの過度なプライバシーの保護があだにならないように。(2年母)
▼親がパスワードを管理したら、子どもが使用する時は、親の許可が必要になる。子どもに自由に使わせないようにする。親のモラルの反映!(2年父)
▼人としての成長過程として、「子ども」時代は、生身の相手と直接ぶつかり合って泣いたり笑ったりしてほしいと思う。掲示板やチャットでは、大人でも感情の微妙な揺れまで感じ取るのは困難だと思う。(2年母)
▼内容・度合いについては、親も話を聞く、時には内容をチェックするなどして逸脱に対し歯止めをかける責任がある。(2年父)
▼本当に話し合いたいのなら、会って顔を見ながら話をするだろう。友だち、家庭、学校での会話があれば、チャットなど必要ないかも。(3年父)
▼掲示板やチャットの方が気楽に思うまま表現できると思いがちだが、実は普通に話したり書いたりするよりも、ずっと言葉を慎重に選ばなければいけないものだと思う。(3年母)
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